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お試し、ですよ?

先日かかってきてあきれ返った電話。

ウチのカイシャでは何種類かのソフトウェア商品について、無料トライアル、お試しができます。実は自社開発製品についてはソースをパクられかねないのであまりやっていないのですが、他社製品やグローバル製品についてはトライアル可能なものがかなりあります。多くの場合、イイとは思うんだけど、正規に導入するには高いね、と言われます。

で、あるフランス製の世界的にも有名な某ERPシステムについて、トライアルをしている、という会社さんから電話があって、大層お怒りです。最初のうち何を言っているのかまったく理解できなかったのですが、その人(ちなみに女性)のいうコトには。

ウチのカイシャはこれで連続2回コレのトライアルをしている。1回めに使ったときに入力したデータが2回めに引き継がれていない。これでは今月の決算ができないので、至急データを引き継いでくれ、というようなことを言っているようです。ええと、コレ、トライアルなんですけど。お試しなんですけど。データの引継ぎ、決算、ってなんのこと?

もしかして、そちらさまではトライアル版に実務データを入れて、実務に使っておられるのですか、と聞いてみると、トライアルで何をしようが、それはトライアルする側の勝手なので、テストデータで使おうが、実務データで使おうが、とやかく言われる筋合いはない、と言います。

こちらとしてはあくまでも紳士的かつ穏やかに、どうお使いになるかはその通りご自由ですが、その代わり、と言いますか、当方もトライアル版でのデータの保持はお約束しておりませんので、そもそもトライアルを2回されているだけでもかなり異例ですが、実務に使えるということまでは保証いたしません、と答えました。

いや、ホントはトライアルの内容なんてよく知らないんだけど、おそらくそんなところかと思って。先方はそれはウチのカイシャとして言っているのか、データは引継ぐことはしない、できない、と言っているのか、と言い募ります。こちらはもうこのオンナうっとうしいなあ、としか思っていませんので、おっしゃる通りです、と突き放しました。

納得できない、商品の担当者を出せ、となおも言いますので、トライアルをされたのなら、それ用のご連絡をした者が担当ですが、そちらへご連絡下さい、と言いますと、急にトーンが下がりました。どうやら商品担当に同じことを言って、すげなく断られたので、この電話でスゴんでみたらなんとかなるかもしれない、と思ったようです。

商品を正規に導入いただけるのでしたら、テスト環境からのデータ移行は別途ご相談いただけますので、よろしいでしょうか、と言ってようやく切ってもらいました。いや、そんな移行ができるのかどうかも知らないんだけど、それはおそらくできるんだろ。

それにしても、トライアルのソフトで決算をやってしまおう、というのは、この会社は、あるいはこのオンナは正気なのか。世の中には本当にツラの皮の厚い人がいるなあ。